目の前に星が・・2010年01月22日 21:39

今日、何時もの様に付け待ちをしていたら、勢子のAさんが*犬が鳴いてる*って言った。私には聞こえなかったが、私が山の高い部分にいて鳴き声が聞こえないのは下の方で鳴いて居るかもと思い、無線の周波数を犬のものに変えるとやっぱり鳴いている。さあ、そこから戦闘開始。帽子を後ろ向きに被り直す(走るとき鍔が木に当たり脱げるので)。Aさんは私の位置からすると犬までの距離が約半分、私が居る位置は二つの尾根が寄った所。犬の鳴き声が右手の尾根の下の方でしているようなので一気に走る。途中、松ノ木の倒木に足が引っかかり一回目の転倒。立ち上がり、また走り今度は這い藤の蔓に足を取られ二回目の転倒。また直ぐに起き上がり、途中電気柵をくぐる時に今迄味わった事の無い衝撃が右手の先から肩までカーンと走った。そう、電気柵に電気が流れていたのだ。*何や。昼間に電気流すなー*と独り言で叫びながら、まだ走る。目の前にまた電気柵があったが、急ぐのでそんな事はお構い無しに電気柵をくぐった時先程と同じ衝撃が今度は左手先から右手へ抜けた。一瞬心臓が止まったような錯覚が起き、その際スリングで肩に掛けている銃の銃身が思いっきり後頭部を叩き、ゴンと音がした。目の前に星が飛んだがとにかく犬の鳴く方向へ一直線に走っているのでお構い無しだ。やっと犬と猪が止まっている所に到着し、Aさんは未だだったが安全を確認して発射する。家に帰ってから後頭部が痛いのに気付きやっぱり頭より金属で出来た銃身の方が硬い事を改めて考えた。当たり前かー。と云う訳で、思い出したらかなり危険で特にあの電気柵は違法やなぁと思う。