日本海側へ ①2012年07月06日 21:50

先日、水・木とお休みを頂いて日本海側に行ってきました。羽幌まで片道350km、業務を終えてから出発したので到着は午前5時でした。8時出発の焼尻島への高速船に乗るまで少し仮眠をしました。この船は25ノットで走りますので35分位で到着でしたね。続く・・・。

2012年07月09日 19:26

焼尻島に到着してチャリで島を廻ろうと思い船着き場の傍のレンタサイクル店に行くとあらっ、さっきまで居てたおばちゃんが居ない。付近の方に聞くとおばちゃんは漁(ウニ)の船が帰ってくるのでそこに行ったらしく*かまわないので乗って行ったらいいよ*と言ってくれたがそんな訳にいかない。暫くすると別の人がやってきて受付をしてくれるらしく無事出発出来た。けどいきなり上り坂~。チャリはふらつくし、しんどいし。10分程走ってチャリを置きそこからは歩いて楢とイチイの木の林に入り3km程散策しようと歩きかけたら今度は雨ですわ。どうすんの~。仕方なく濡れながら大急ぎで一周して再びチャリに乗る頃には雨もあがった。目指すは島の端っこでひたすらペダルを長い脚でぐるぐる回す。途中、羊(サフォーク種)が居たりして周囲12kmの島を廻ってきました。この島の人口は約260名らしく、イチイ(オンコ)の木と羊が有名らしいです。その後、4km離れた天売島へ。泳いで行ったらまるでトライアスロンみたいやなぁ。写真は港で見た紫ウニですが今晩はこれを頂きます。あんまし好きではないけどね。

2012年07月09日 19:45

またまた高速船で天売島に到着し、今度はバスで島内観光に行く。(もうチャリはいらんわ。へばった。)ここは8種類の野鳥の営巣地になっているらしく人口は約360名との事で学校も高校まで有る。しかし電気は無くて隣の焼尻島から海底ケーブルで来ているとの事でした。中でもウトウと云う鳥(鳩を一回り大きくした位)の営巣場所が凄いらしく夕方はそれを見に行くツアーに参加する予定で、観光終了後とりあえず宿に入った。夕食まで時間が有ったので生まれて初めてのパークゴルフを宿の前のパーク場でやったのだがゴルフのような訳にはいかんわ。夕食後(ウニが沢山出ましたよ)、いよいよメインのウトウツアーに出発した。写真は営巣場所の一部で土の中に作ったウトウの巣穴です。

2012年07月09日 19:59

ウトウはこれです。

2012年07月09日 20:00

これは雛ですね。私が見つけたのですが、ガイドさんも今季初めて見たようです。天売島。そこは北海道の日本海側に有る周囲12kmの小さな島です。しかしそこは驚いた事に世界最大級と云われるウトウの営巣地が有る島です。その数およそ60万羽以上。それだけの数のウトウが営巣地に日の暮れる頃、一斉に帰って来ます。想像してみて下さい。その真っ只中に私達は立っています。あれは凄いなんてもんじゃない。戦争です。ひとつがい2羽のウトウに一つの巣穴ですが、その傍には敵兵で有るカモメが待機しています。ウトウの親は昼間、100km以上離れた所で自分達が捕食して夕刻に島の周辺に戻りそこで漁をして魚を咥えて巣に戻って来ます。凄いスピードで巣穴の手前1m位に着地したかと思うとあわてて巣穴に潜り込みます。そうでないと敵兵が餌の魚を横取りするのです。双眼鏡で海を見ると水面はウトウで一杯で、暮れゆく空はウトウで真っ黒。目の前や頭の上は飛び交うウトウでそりゃもう凄い状態ですね。何せ一度巣に戻ったウトウも再び餌を獲りに海に出ますから22時位まではそんな状態らしいです。この月一杯続くらしいですが皆さんもそんな所が北海道に有るので機会が有ればまた行ってみて下さい。ほんと、戦争ですわ。その後、宿に帰り寝ましたが朝起きてカーテンを開けると、目の前では磯舟に乗った漁師さん達がウニ漁をされていました。長閑な風景でしたね。