最終2013年12月08日 18:59

私の撃った分は鼻水を垂らしながらも獲る事が出来た。一方、もう一つの先回り分は最初撃った所からだと約3km先の山裾で丹波のお庭番さんが止めてきた。こいつは大きい親で17.8貫は有る。車で思いっきり飛ばし先回りをして止めたもの。山を知らないとこんな芸当は出来ない。大物猟にしても鳥猟にしても狩りをする山野をよく知らないと猟果には繋がらない。車ばかり使ってないで山を歩けと云う事だ。合計3頭獲る事が出来たがお庭番さんの顔が何かおかしい。*どうしたん?*と聞くと*親父(私の父)がようやったと褒めてくれるんかと思ったら3寸(約10cm)銃が遅れとると言いやがった。頭にくるわー*としょげている。父は*お庭番やから言うたんや。下手くそな猟師やったら何処に当たっていてもようやったのうと言うわいや*と言った。この猪は半矢になった上かなりの距離を来ている。止めた辺りではゆっくり来ているはずなのだ。ゆっくり来ているドラム缶の様な猪を撃つのだったら本当の急所をピンポイントで撃たないと上手とは言えない。こんな大きさの猪でも急所はごくわずかの大きさである。父にしたらお庭番さん位ならもっと良い所を撃てと言いたかったのであろう。何処を撃っても獲れれば良いと云うレベルの猟師では無いからだ。そんなこんなで大変な一日で有りました。その夜、ボヤキに丹波のお庭番さんは自宅に来てへべれけになったのは言うまでも有りません。

コメント

_ ひよこ ― 2013/12/08 21:28

お話もついに最終回になってしまいましたが、猟といっても毎回違って色々な事があるかとは思いますが、またお話を聞くのを楽しみにしています。ひよこは七頭の鹿の話しが好きみたいですが… 。

_ うりむぅ ― 2013/12/09 19:14

そうですか?今回のは如何でしたか?まだまだ沢山有るのですが少しずつにしますね。鹿の話はまたね。

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