縮図2012年03月11日 20:20

今日、地元の猟友会春日支部の共猟会が有りました。幸い天候にも恵まれたのですが結果は貧果でしたね。まあ、内容は別として写真に写っている人達の年齢を想像してみて下さい。私の所属する支部は銃を所持する人は現在25名程度になっていてこれは私が銃を所持した三十年位前の百名と比べると四分の一になっています。私の様に五十代が二名、三十代が一名、それに六十代、七十代、八十代となっています。ほとんどが六十以上ですね。まさに全国の縮図ですね。昨今、野生鳥獣の被害が甚大で全国各地で相当な額の被害が出ています。特に鹿でその被害のトップは北海道、続いて兵庫県となっています。猟期期間以外は一年を通して駆除活動をしています。春はいいのですが夏の気温が三十五度位になる時も駆除に従事しています。勿論ただではないですがその額の低さは皆さん多分聞いたら驚かれると思いますよ。駆除ももうすでに限界を通り越してとんでもない状況です。この年齢構成は全国的にこんな感じになっており、五十未満と八十以上が4.3%で同率です。これは若い世代が居ないと云う事と同時に平均寿命を超えた年齢の世代とが同じ数と云う事です。こんな事で増々増えていく被害が食い止められる訳がない。関係団体各方面で色々対策が考えられていますがなかなかこれといった効果が出ていないのが現状です。銃にしても所持するまでが大変、所持してからも大変でこれだけうるさくなれば若い人が持ったとしても数年でやめてしまう現状がそこにあります。私は祖父からすると三代目の猟師ですが私が銃を所持する際、父が*遊び半分で持つなら最初からやめとけよ。銃の所持者は特別の許可を貰って凶器を持つんやからそれなりの覚悟はしておけ*と言いました。うりむぅの有る弟子屈の猟友会からも何回か会に所属して駆除がして欲しいし私のような若い人?で即戦力が欲しいとお誘いを受けました。けど今後誰がどのような方法で有害鳥獣の駆除をするのでしょうか?