2009年12月02日 22:34

実家の裏庭に柚の木が二本あります。まずまずの数の柚がなるのですが、いかんせん実が小さい。中には大きい物もありますが、毎年大きくはなりません。川湯温泉のM寿司さんに以前、柚の話をしたところ*送って*との事。早速電話を入れ、必要か再度確認をするとやはり必要との事で、もぎ採りをしました。木に棘があるので皮の手袋(敏感肌なので)をして50個位採りました。そのまま郵便局へ行き郵パックで川湯送りとなり、明日午前中には届きます。あまり売ってあるような良いものでは有りませんが無農薬で香りの良い柚です。明日は今日の猟の様子を書きます。

共猟2009年12月03日 17:48

昨日群馬の方と神戸の方がお見えになり、和田山のA嬢達と共猟を行う事になりました。色々悩んだのですが、結局猪が居る所をやる事になり、結果群馬の方の所へ鹿が10頭程団体で行って4発発射されたのですが、*さいならー*って最後の鹿が言ったかどうか解りませんが、1頭も獲れず逃げてしまいました。猪は90kg位のいい物をピンクノリダー事、M氏が撃っていてやれやれでした。けど群馬の方も滅多に会えないチャンスに恵まれ良かったと思います。待ち場の配置で考えましたが感が見事的中し結果としては良かった、良かったって感じです。群馬の方曰く*鹿があんなに早く走ると思っていませんでした*との事でいい経験をされた事でしょう。それで朝、Y氏が獲った猪とA嬢のお父様が持ち込まれた猪と合計3頭出荷となりました。

50歳2009年12月04日 00:22

本日付とうとう大台に乗ってしまいました。50歳の誕生日です。特に何と云う事はないのですが、多分自分は早死にするだろうと思っていて、何故かと言うとろくでもない事をいっぱいしてきたし、たくさんの獣の命を奪ってきたし、これはとても70歳まではもたないやろうなぁと思っているんです。何とかは世に憚るとも云いますが、70までと考えると後20年です。20年で何をするか。どのように生きていくか。私は常々結果ももちろん大事だけどプロセスの部分を大事に思って生きてきたので自分がどのように人生を過ごしたかと云う事を話せる生き方をしたいと思っています。決して人に褒められる様な人生でなくても自分自身で満足出来る生き方が出来れば良しとしたいです。弟子屈に行ったのもその一環で一応安定した生活を捨てて行った訳ですから、自分自身で納得したい。そして納得出来るようなやり方を模索しながら生きてみたいと思っています。先日二人の娘から誕生日のプレゼントが届きました。 丁度お店で着れる物なので来春にはデビューさせます。こんな好き放題やっている父親を娘達はどう思っているのか解りませんが、まあこんな父親が一人くらい居ててもいいやろと思います。人生自己満足・・・

春日神社2009年12月05日 22:12

家から500m位の所に春日神社が有り、県の文化財に指定されていて奈良の春日大社の分社だ。この敷地内に大歳神社(豊作を祈る)、恵比寿神社(商売の神様)と計3つの神社があるんです。
この神社の境内で小学生の頃ソフトボールをよくやりました。近所の友達と三角ベースで、面白かったなぁ。小さい頃ガキ大将と云うのは居なくてその代わり近所のおじさんによく叱られました。今の大人は見て見ぬふりをよくするらしいが、昔は家でもそうだし外へ出ても怖いおじさんが居ててそういった人たちがまわりから教育してくれたのだと思います。近所の鶏舎に入り卵を割って回ったり、他の家の軒先にある柿を勝手に食べたり、畑のすいかに穴を開けたり、そんな悪さをずっとしていてその度にお袋が謝りに行ってくれていた様に思う。そのお袋も阪神大震災の年に65歳で亡くなってしまったが、今でも外から帰るとお袋が家の中にいる様な気がする時が有るんです。中学になり以降学生時代にずっといじめにあっていた私は、忍耐の学生時代を不登校になるでも無く何とか学校に行けたのはお袋が毎日作ってくれたお弁当のお陰かも知れない。その後父と猟に出掛ける様になって今迄の私とは別人の様に向こう意気の強い、怒らせると何をしでかすか解らない様な(何もしませんよ)気性の人間になりましたが2回目の就職で仕事柄絶対に怒れない仕事に就き、以来穏やかが身についてしまいました。まあ色んな出来事をこの神社は近くでじっと見ていたのだと思います。

夫婦に・・・2009年12月07日 18:58

昨日、2頭のいい猪を獲ることが出来ました。まあ僕には幸運の女神がついているのかと思う位、上手く獲る事が出来たのです。詳しい事は省略して、要は長年の経験と勘とテクニックが三位一体になりその上に女神がついていたと云う事でしょうか。手前の1頭は雄、約80kgで短いですが(4cm)牙が有ります。横の1頭は雌、約60kg。この雌は狩っている
奥の山に居たのを犬が追ってきて獲れた物です。見たら解るのですが雄の方が毛が黒いでしょ。猪は毎年12月中旬より交尾期に入ります。そして翌6月頃に子供を生む訳です。そろそろ交尾の時期に入りますのでこの頃になると前掻きと云って雄は山の尾根筋で小柴(へんだれと言っている)を噛んでいます。私の祖父(猟師)から雄猪は交尾になるとひと晩で10里(約40km)も歩くと教えられました。だからこの時期の雄猪の跡はつけて行っても何処まで行っているか解らないので子連れの猪の跡をつける様に教えられました。子連れの猪の所へは必ずこの時期雄の猪が近くまで来ています。10里歩くかは実際解りませんが一度数年前に10km近く歩いている猪を獲った事が有りますので、話半分としても雄は雌の所へどれだけ離れていても行くものだと思いました。この猪達も、そう遠くない日に一時的な夫婦になっていたのになぁと独り言を言いながら出荷となりました。(雄猪の耳の所にあるのがサインペンで猪の大きさが解ります)